少子化の中での高校入試2024.04.09

上伊那地区の高校入試は多くの高校で定員割れをしました。毎年のように高校の定員を減らしてきましたが、そろそろ限界にきているのでしょう。その中でどのように受験をするのかを考えないといけません。昔は「伊那北に入りたいなら400点を取る」などと言ってましたが今は「願書を出すまで志望校変更をせずに粘れるか」がポイントです。学校の先生は志望校を変更させてどの高校もオーバーしないように調整します。当然の事なのですが自分が変更するのは辛いものです。こういう状況では私の様に経験があって毎年沢山の生徒と関わっていると強みがあります。

 

公立高校過去問題集への取り組み2023.12.26

公立高校の後期受験をする方は過去問題集への取り組みがとても重要です。ここが上手くいけばラストスパートが効いて自信を持って受験できるので実力を本番で発揮しやすいです。この部分で私の塾は一番です。他の塾と比べてという事ではなくて一番良い方法をとっています。過去5年に実際の入試に出た問題集を購入してもらってそれを徹底的にやります。全てを3回やることが目標です。1つの科目で15回やることになります。私はすべての問題をコピーしていてそこに解説を書いています。それを使って説明します。問題集に載っている解説だけでは理解できないので私が丁寧に作っています。

家庭教師の頃より、少人数を教えていた頃よりもずっと上手く説明が出来ます。家庭教師の頃は小学生から高校生までで10人程度の生徒しかいなかったのでこの練習が必要な人は2,3人でした。その人たちの為に今ほどの準備をするゆとりはなかったです。大学受験の人などもいたのです。去年教えた問題であってもすぐには思い出せず上手く教えられませんでした。その生徒のレベルに応じた教え方で説明するためには常に沢山の生徒に教えていることが必要です。また生徒の方もそうです。少人数だとマイペースになってしまって90分の時間を取っていてもダラダラして集中できずにいました。自宅で進めるためにはライバルが必要です。塾だと知らないライバルがたくさんいてみんな頑張っているので頑張りやすいのです。家庭教師の頃には5年分を5教科3回ずつやることを達成できる人は少なかったです。しかし大人数の塾になるとほとんどの人が出来ています。しかも2回目、3回目には1回目よりもかなり点数が上がっています。私の力というよりもお互いの力によるところが大きいのです。そして私も沢山を同時に教えるので問題を見なくてお教えられるくらいに覚えています。塾に来ている皆さんは自信を持ってやって下さい。学校の他の人よりもかなり有利です。

 

中三テスト勉強の仕方 2023,05.06

2年生までは学校で習ったばかりの狭い範囲がテストに出ましたが、3年生は1,2年生の範囲が加わります。5月のテストでは2年生か1年生のどちらかと3年生の習った範囲の場合が多いですが、3回目くらいのテストからは1,2年全範囲と3年の既習範囲となります。この対応にはコツがあります。テストの二週間前くらいからは社会、理科の暗記科目を中心にします。新研究(マイペース、整理と対策等)を活用します。テスト範囲の最初から順番にします。基本のページの問題だけに取り組み、応用は後回しにします。基本ページでも初めは前にある説明のページを見ながら答えを入れても構いません。1ページやればすぐに答え合わせ、問題集に日付と点数を記入、それを表に記入、間違ったところの確認、までを一連の流れでやります。途中で辞めてはいけません。どんどん進むことも大事ですが、確実にやることも大事なので出来るだけこれを二度三度繰り返して80点位になるまで続けます。これだけで良いです。理科の計算問題が解らないからやらないという生徒がいます。入試での計算問題は20点程度です。計算と言っても公式を覚えれば簡単です。密度は質量÷体積です。電流は電圧÷抵抗です。公式を覚えて使えるようになったらすぐに出来ます。社会は丸暗記で良いです。完璧な方法ではないですが、この方法で基礎となる点数を作ればひどい点数にはなりません。「応用しか出ないから基礎をやっても意味がない」と言った生徒がいましたが、基礎が解っていない人にいくら説明しても応用は出来ません。この時期のテストは易しいので基礎のページの丸暗記だけでもある程度の点数が取れます。そこを身につけた人は次のステップです。身につけていない人は繰り返して身につけましょう。数学の習いたての所は要注意です。沢山出ます。展開、因数分解などです。これらについては新研究では練習量が少ないので学校からの別の問題集で練習しましょう。テストが近くなればこの3つが柱です。テストが終われば英語、数学の応用などで地力をつけましょう。いずれも問題集に日付と点数、それを表に書いてください。私を信じてやってくだされば必ず結果につながります。周りの人がまだあまり勉強をしていないこの時期の易しいテストで点数を稼いでおくと内申点でとても有利です。塾の皆さんは頑張って欲しいです。テストまでは出来るだけ塾に来てください。

 

テスト勉強の仕方 2023,1,31,

暗記と答えの活用を心がけて下さい。学校からのテスト範囲のプリントを良く見てください。その内容を全部覚えてください。片付けるだけなら多くの人がします。暗記をしてください。コツです。〇△✕を使います。問題集のやったページに〇をします。㊴といった感じです。そのページの中で自力でできなかった問題には△をつけます。答えを見て納得できた問題は△です。答えを見てもどうしてそうなるのかがわからない問題は✕です。誰かに教えてもらわないといけない問題です。✕の問題が理解出来たら△さらに自力で出来たら消してください。

これをうまくやるためには答えを活用してください。解いていてわからない問題があればすぐに答えを見てください。理解出来たら△をつけて次に行きましょう。ためないことが大事です。ためると後で沢山を理解するのが大変です。暗記だけのページやプリントは先に答えをみて覚えてください。その上で解いてください。覚えてない所は△をつけてください。答えを隣に広げておいてすぐに見られるようにしてください。

これをやれば楽に80点は取れます。「応用問題しか出ない」「問題集からは出ない。」そう言う人は放っておいてください。私の塾の人は私を信じてこれをやってください。国語も英語も数学もです。

 

余談です。社会人になった後ある資格試験を受けることになりました。実務経験が無いので問題文の意味が解らない所がたくさんあります。調べるとか先輩に質問することもできたのですが、一つの問題に三つずつ位の解らない言葉があり全部調べるのが面倒でした。答えを完全丸暗記しました。テストにはそれ以外の問題も出るだろうが、準備した分が完全なら合格点には達するだろう、と言うかそれしかないと思ってやりました。内容が解らないものを暗記するのは大変でしたが、子供の頃のテスト勉強で身につけた丸暗記術が役に立ちました。資格試験には合格しました。

余談第二弾です。伊那西高校進学コース二年生の生徒がいました。数学が苦手でした。高校生から教えたのですが、中学の部分に理解出来ていない所が多かったです。しかし勉強時間や意欲には限度がありその中でのテスト勉強です。中学に戻る余裕はないです。学校の問題集を使い出来ない問題は✕をつけさせて解き方を教えました。そして△にしました。翌週までには自力で△を消すように指示をしました。その生徒はこれを実行しました。成績はクラスで一番になりました。元々は赤穂高校に行きたかったのですが自信がなくて伊那西に入ったそうです。元々良くできた生徒という事ではないのです。その後もこの方法でグングンと伸びて助産師になりました。数年後の伊那西のパンフレットに顔写真とともに彼女のお言葉が載っていました。きっとこの勉強の方法を身につけたのでしょうね。

 

本当の勉強は考える事や自分で作り出す力が必要です。それが出来ますか?学校のテストや受験です。多くのライバルはそれさえ出来ていないのです。ただしちゃんと覚えないとだめですよ。「大体覚えた。」ではなくちゃんと覚えましょう。

 

 

 

塾では以下のプリントをやっています。塾でやったのと同じものをプリントアウトしてやって頂くと良いのでやってみようとする方は私にどこをやったのかを聞いてください。このサイトには他にもたくさんのプリントがあります。苦手な人はあれこれやらないほうが良いです。チャレンジしたい人は以下のプリントを新たに自宅でやってみて出来ないものは持って来て下さい。教えます。可能なら同じプリントがもう一度できるように2,3枚余分に持って来て下さい。チャレンジして出来ていれば特に連絡などは要りません。

https://chugaku.manabihiroba.net/math1nen 無料で使える中学学習プリント

一年生のプリント

略称 大項目  中項目     小項目

SE1 正負の数 正負の数の加減法 1-1

SE2         正負の数の計算 累乗1-1               

MO1   文字と式 文字式の計算  加減1

MO2                いろいろな計算

HO1   一次方程式  1次方程式の解き方1 No1

HO2          いろいろな計算 No1

2年生

SI1  式の計算 式の加法減法  2No1

SI2       単項式の乗法除法 1No1

SI3      いろいろな計算 文字式の計算1-1

SI4      等式の変形  2No1

R1 連立方程式 加減法     1No1

I1  1次関数 1次関数の式を決定1No1

K1 平行線と多角形の角 三角形の角 1No3

SEは正負 SIは式 等の略です。

 

 

 

 

巷に教えない塾を売りものにしているところがある。

探求授業という形らしい。京都の堀川高校がこれを取り入れて大きな成果があったと随分前に聞いた。
上農高校に行った生徒も研究テーマを見つけて先生と実験を繰り返してまとめたものを発表するという形がとても気に入ったと話してくれる生徒がいた。

中学生でも興味を持った内容や頑張ろうと思った事には爆発的なエネルギーを見せる。
生徒会や部活動等でも自発的に活動させれば大きな成長に繋がる。

それはわかる。
頭を良くするし、活力が湧いてきたり、モノを考える習慣がついたりと良い効果があると思う。

しかし半年後に高校受験を控えた生徒にこれを取り入れるべきなのか?
どう取り入れたら良いのか?

その生徒にもよる。やる気、学力、タイミング、内容、を見極めないといけない。

吉田塾はあまり教えない。
家で学校の問題集を勝手にというか自主的にやって、解らない所は解説を見て、それでも解らない所は質問をする。これが出来つつある生徒がいるがテストの点数の良い生徒だけだ。

数人に対して一つの課題について予め大雑把に説明をする。
生徒はメモを取らず理解と暗記をする。
その後で問題を解く。
出来ない所は個別に教える。

次回はここをやるからしっかりと覚えておくように宿題を出して全くそのままをやらせる。
これだと普段の点数に関係なくやったら点数がたかくなる。
低い生徒は本人の意志があれば再テストをする。
テスト結果をホワイトボードに書き出して競争させるが、何度か目でも点数を更新するので普段の点数が低い生徒でも目立つチャンスがある。

こうしたいくつかのやり方で教えない様な形、言い換えれば自力でやれる人に成長させながら受験に対応出来る力をつけている。

これなら時々の参加でも効果があり、卒業しても効果が持続する。一生の財産となる。
私自身は他の色んな塾のやり方を学んだり、生徒の様子、お母さんからの声を取り入れている。
受験や学校は常に変化しているので私は常に対応出来る様に沢山の生徒と接している事が大切だ。   2022年10月7日のブログより

 

 

 

受験生の味方 京都 北野天満宮

「うちの子は勉強の仕方がわかっていないようです。」   保護者の方からよく言われる

10年位前の赤穂中学校では提出ノートが全盛で内申点のかなりの部分を提出率が占めていた。英語の教科書をただ写すだけに追われていて、ノートを埋めにくい長文読解はやりたがらない。書道の時間の様にきれいに白文帳に漢字を並べているがその漢字を書かせてみると書けない。さすがにこれは勉強の仕方が良くないと言える。しかしさせているのは学校であり、保護者だ。

やった学習を身につけるという意識を持つことが大事だ。考えて行動する習慣がついていないと身に付きにくい。そうした習慣が身につくように育っているかどうかだ。元気、丁寧さ、頑張る力、等がなければ意識が持てずいやいやの片づけ仕事になり、身につくことはない。

本音で書けば親がこれまでにどう育ててきたかが大きい。今からでも親が変われば子も変わる。

勉強の仕方=安易に手に入れられるやる気スイッチ ではない。

どんな事情があるにせよ私との学習機会が少なかったり休んだりされたら教えることはできない。体力、気力と私との学習時間の優先順位を上げることで学習会、学校の授業に欠かさず出席して学習を蓄積させていくことが大事だ。

問題集、プリントなどの教材をうまく使うことが必要だ。一つの問題集に絞ること。学校のものが一番良い。あれこれやらない。学校からの単元プリントだけは完璧に覚える。他の過去のテスト等は重要ではない。やって身につくかを考えてほしい。

問題集は漠然とやってはいけない。丸付けをして点数を記入する。解説を見て間違えを理解する。ただ正解を写すだけでは意味がない。理解して、覚えて、次やったら出来る事が大事だ。一ページを解くためにかかった時間も一緒に書いておけば成長がわかりやすい。    記入したものを時々見てどのページをやるのかをよく考える。

暗記帳を作る。覚えるべきものはまとめて覚える。昔の受験生が壁に張り紙をしていたようなイメージのものだ。受験勉強は暗記です。頭の良し悪しを測るものではないです。問題集の問題を全部覚えたら満点にはならなくてもどこの高校も行けます。英語の教科書は丸暗記すれば教科書と日本語訳をもってテストを受けるのと同じです。なぜやらないの?サンプルはたくさんあるので興味がある人は聞いてほしい。ただし覚える気持ちがなければただの紙切れを作ることになる。

全力で覚える。生徒の皆さんが暗記する様子を見ていると、ただ眺めている人、ひたすら書く人、ぶつぶつ言っている人、小テストを繰り返す人、様々だ。ここは個人差があるので強制はできないがぶつぶつ言いながら書いて書いて、ある程度覚えたら小さな単位での確認小テストをする、こんなやり方を私ならする。覚えることが得意になればそれだけで点数は上がる。

人に教える。「ここを教えてください。」という生徒の声に「隣の人、さっきここを教えたよね。教えてあげてください。」隣の人に振ってしまう。これは隣の人にとっては大変なことだ。私の説明をいい加減に聞いていたら人に教えることはできない。「さっき、俺が言った通りに喋ればいいじゃん」これはかなり有効だ。私の説明を真剣に聞くようになり、それを伝達するためにしっかりと復唱する。教わった人は多少の上手ではない説明なので必死に耳を傾ける。不足があれば私がフォローする。普段のテストの点数に関わらずこれをすると自信になる。「俺があいつに教えられるなんて、、、」と思ってくれる。

気分転換を取り入れる。音楽をかけてやるのが良いのかどうか。人それぞれでその時による。聞きたくないときは静かにして、ノリたいときはかければ良い。一ページが終われば休憩と決めてやる、五ページやれば終わりと決めておく。親に宣言しておくことで無用なトラブルが避けられる。だらだらとやるのは身につかない。一ページ集中してぼーっと休憩する。これを繰り返して常に集中した状態で取り組むことを身につける。部屋でやったり居間でやったり友達とやったり、学校の休み時間にやったり、図書館でやったり、と気分転換をすることで沢山の集中した学習時間を作る。

何をやるのかを考える。予定を立てるのは良くない。学校の帰り道に考える。今日学校で習ったことが理解できたのかどうか、家で何をやるのか、直前に考えるのが良い。予定を立てたとする。今日は社会の34ページと決まっていたらそれをすることになる。学校でやった数学の平方根が理解できていなくても、昨日家でやった電流の計算が出来ていなくても計画通りに社会の34ページで良いのだろうか?やったことが身につくためには学校帰りにその日にやることを考えるのが良い。車には気を付けて。

自分を盛り上げよう。赤いペンで丸をつける。時にははなまるをする。かわいいノートや格好いいペンを使う。字を丁寧に書く。友達と些細なことで競う。(点差がある友達でも、あるページを覚えるだけの競争とかやりようはある。)赤穂公民館の学習会も刺激になって盛り上がるためのものです。極力参加してください。

どれもこれもやった学習を身につけるという意識を持つことが大事です。

みんなが大好きな楽して良い点数を取るためにはこの意識が必要です。

英語の勉強の仕方

教科書の日本語訳専用ノート

どの学年の人もこれを作れば点数は伸びます。専用ノートを作ってください。今の学年の最初からで良いです。2年生は1年生の最初からやろうとしてもきっと続きません。教科書の一つの単元を1ページに書いてください。UNIT1のPART1で1ページ。1行か2行くらい空けてゆったりとかつ丁寧に書いてください。書きながら英文を覚えます。新出単語だけではなくて自分がわからない単語は右に抜き出します。右のページに単語の意味を書きます。そして和訳です。これを一文ずつやってください。まとめて英文を書くよりも一文ずつの方が良いです。熟語や重要文は英語本文の下に赤で線を引いて日本語の意味も書きます。わからないところは学校の授業で埋めるのが理想です。無理なら空けておいてください。

完成したら私が見ます。最低限が英語本文を見て和訳が言えること、できれば和訳を見て英語本文が書けるようにしてください。    これであなたも90点です。